メゾンについて
会社概要
会社名 / Company Name
Diptyque Japan 株式会社 / Diptyque Japan K.K.
所在地 / Address
107-0062 東京都港区南青山5-4-35-2F
5-4-35 Minami-Aoyama,Minato-ku,Tokyo 107-0062 Japan
資本金
1,000万円
役員
代表取締役 ピエール・ステファン・ムッサン
代表取締役 Fabienne MAUNY
取締役 Eric CAUVIN
従業員数
113名(2022年1月現在)
事業内容
1. 香り付きインテリア装飾製品の販売
2. 香水の販売
3. スキンケア用品、ヘアケア用品、及びボディケア用品の販売
4. 医療部外品、化粧品の製造及び販売
5. 上記に附帯する一切の業務
設立
1961年:クリエイティブな情熱を持つ3人のアーティストによって、パリのサンジェルマン通り34番地に創業
1963年:最初のフレグランスキャンドル「Aubépine(オベピン)、Thé(テ)、Cannelle(カネル)」を発売
1968年:最初のオードトワレ「L'Eau(ロー)」を発売
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2009年:Diptyque Japan株式会社を設立
Diptyque ESPP Holdings LLC100%出資子会社として、フランス・パリに所在するフランス本社より輸入した香り付きインテリア装飾性品、香水、スキンケア用品、ヘアケア用品、およびボディケア用品の卸販売を開始
通信販売に関する規定
ご利用ガイドを参照
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メゾンについて: About the Maison
ディプティックは1961年に、パリのサンジェルマン大通り34番地に、3人のアーティストたちによって創設されました。
画家のデスモンド・ノックス=リット(Desmond Knox-Leet)、舞台芸術家のイヴ・クエロン(Yves Coueslant)、インテリアデザイナーのクリスチャンヌ・ゴトロ(Christiane Gautrot)の3人は自分たちが制作するインテリアテキスタイルや、世界中から集めた美しいオブジェを販売する、"シックなバザール" として人気を博しました。
彼らはまた、当時フランスではほとんど知られていなかった伝統的な英国のフレグランスブランドをサンジェルマン大通りのブティックでパリの人々へ紹介していました。
この最初の店の建築はメゾンの名前に影響を与えました。
アートにおいて2枚のパネルに描かれた絵を ディプティク(diptych) と呼びますが、そのディプティクを形成する2つの絵のように、2つの窓がブティック入口のドアを囲みました。
少しずつ、研ぎ澄まされたセンスで、トリオはブティックの空間を特別なものに変えました。
旅先で集められた思い出や、パリならではの思いがけないオブジェに出会える、スタイリッシュなバザール。
サンジェルマン大通り34番地のブティックは今も存在し、メゾンの貴重なアーカイブを店舗の2階に保管しています。
美術と装飾の世界のアーティストたちは、色付きのキャンドルを創造するというアイデアを持っていました。
彼らが接触したキャンドルメーカーは、美学と香りをブレンドしたフレグランスキャンドルを作ることを提案し、そうして1963年に、ディプティックはメゾンの最初となる3つのフレグランスキャンドル、テ(Thé)、オベピン(Aubépine)、カネル(Cannelle)を創り出しました。
これは、素材にスポットライトを当て自然に敬意を表する、香りの植物標本ともいえる約50種類のフレグランスキャンドルコレクションの始まりでした。
1968年、デスモンドは2人の友人を説得して、独自のオードトワレを作りました。
ポプリのレシピに触発され、シナモン、ローズ、クローブ、ゼラニウム、サンダルウッドのノートに基づいて、彼らはそれをロー(L'Eau)と名付けました。
このようにして、あらゆる種類のフレグランスが同じ精神で作られ、オリジナルでユニークな香りの風景が生まれました。
初めて創られたフレグランス ロー(L'Eau)は、その後のメゾンのフレグランスの特徴の基礎となりました。
この3文字の音素/O/(オー)は、しずくの丸みを表現し幸せなサプライズを投げかけます。それ以来メゾンのすべてのオードトワレと香水には、小さなゲームのように、「オー」の音の小さな印がついています。「オレーヌ」「ロンブルダンロー」「タムダオ」「ドソン」「オフレジア」「フィロシコス」「ヴォリュート」「オーモエリ」。このゲームのルールに反する香りはありません。
そして「香りのアクシデント」、すなわち予期せぬノートが香りの構成に添えられる特徴も、ローから続く伝統です。
今日、その豊かな特性に導かれて、ディプティックは、古典的な香水のレパートリーに相当するものがなく、性別の区別がない嗅覚の創造を永続させます。
楕円形(オーバル)のラベルは常にディプティックの特徴であり、長い道のりを歩んできました。
創設当初発表していたテキスタイルの起源に戻り、さらには古代ローマまで解き明かします。
ローマのプレトリアンガードの兵士の細長い盾は、初期のディプティック ファブリックデザインの1つを飾りました。
戦士ではなく古代文化を愛するディプティックの平和主義な創業者たちは、この盾をラベルにしました。
こうして、紙製の盾がキャンドルや未来のクリエイションの名前を誇らしく示すラベルに生まれ変わったのです。
より詳しいストーリーはこちらからもご覧いただけます。
キャンドルのオーバルラベルの由来について
オーバルのロゴの由来は長いお話です。ディプティックのテキスタイルの冒険をさかのぼり、その糸を古代ローマまで手繰り寄せてみましょう。
創業当初のディプティックのテキスタイルには、ローマ皇帝近衛兵の兵士の盾(プレトリアン)が描かれたものがあります。戦士ではなく古代文化を愛するディプティックの平和主義な創業者たちは、この盾をラベルにしました。中央には香炉の形の大紋章が置かれ、創業者たちの新しい職業であるパフューマーを象徴しています。
キャンドルに記載の 地名「34 Boulevard St Germain - Paris 5e」の由来について
ドアが一つ、両側にシンメトリーなショーウィンドーが2つあるブティック。芸術史に精通したディプティックの3人の創始者には、フランス語で「2枚折りの絵屏風」を意味する「ディプティック」として映ったのです。
パリ、サン・ジェルマン大通り34番地のディプティック1号店は、イタリアのルネッサンスやフラマン派の2枚折りの絵画のように大通りに開かれています。3人の創始者はこの場所で美しいオブジェを販売することにし、ディプティックと名付けました。
当時、コンセプトストアをバザールと呼びました。パリ、サン・ジェルマン大通り34番地のディプティックは、パリのシックな伝統を覆し、好奇心をくすぐるような素敵な新しいテリトリーを切り拓きました。すべてが3人の創業者が愛するオブジェであり、他では見つけることができません。ビストロ シュガーボール、ロレーヌのグラス、インド製香炉。日常の美と職人の技を讃えます。
クリエーターたちの才能はブティックの中だけに収まりません。3人の創業者は、尽きることのない好奇心と常に大切にしてきた秘密の庭からインスピレーションを得ていました。
DIPTYQUEのCSR
ディプティックはCSR活動への取り組みから、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
環境への配慮
● 詰め替え可能な製品
ディプティックのアール・ドゥ・ソワン(=ケアの芸術)シリーズ、ラ・ドログリー コレクションは詰め替え可能なガラスボトルで販売され、サスティナブルな装飾的オブジェとしてもご使用いただけます。
ラ・ドログリー コレクションの琥珀色のボトルにはリサイクルガラスを採用し、リフィルを詰め替えることで継続してお使いいただけます。100%再生利用可能な容器から簡単に中身を詰め替えることができ、箱や説明書なしで販売されるこの製品は毎年平均2トンの紙と大量のインクの節約へと繋がります。
厳格な成分へのこだわり
ディプティックは、ヨーロッパにおける厳格な法規制に準じて、その基準のもとにすべての化粧品の検査と試験を行ない、認められた製品のみの販売を許可します。またシリーズ誕生以来、ディプティックの厳格な処方憲章を維持しています。たとえ承認されている成分であっても、フタル酸エステル類、パラベン、TEA / DEA、シリコン、アルミニウム、ミネラルオイル、合成着色料、硫酸塩といった成分を使用いたしません。上記成分を他のものに置き換え、ディプティックは処方を定期的に改善しています。
■エコサート認証について
ラ・ドログリーコレクション製品の多くは、国際的なオーガニック認証である「エコサート認証」を取得しております。詰め替え可能な美しいボトルを使用し、液剤の製法には、99%以上の天然または自然由来の成分を使用した生分解性素材です。効果と性能を損なうことなく、環境および健康に配慮したコレクションのアイテムです。

持続可能な生産への支援
●ディプティックは持続可能な香料生産を支援する活動を行っています。
※原材料への取り組みに関する一例:
- イランイラン(オードトワレ オーモエリ)
「オーモエリ」はイランイランを厳かに讃えます。コモロ諸島のモエリ島に生息するこの花を絶滅の危機から守るため、ディプティックはジボダン財団と協力しながら、イランイランの花の栽培環境を保護する活動を続けています。この花の成長を妨げる森林伐採の対策として、蒸留の際に使用する薪材の植林を行っています。
- ベチバー(オードトワレ / オードパルファン ヴェチヴェリオ)
最も高貴で最も繊細なベチバーの品種は、ハイチの農村に生息しています。この特別なベチバーが織りなす豊かな香りのハーモニーこそ、『ヴェチヴェリオ』をオードパルファンとして再び調香したいと考えた理由です。 ベチバーはESR(生産地の環境に対する公正さ、連帯、責任)認証を受けています。ディプティックはジボダン財団主催プロジェクトに参加し、ベチバーの生産者300人が加入する協同組合を支援しています。ベチバーの恩恵は商業活動だけにとどまりません。ハイチで問題となっている火山灰による土壌の浸食を防ぐことでも知られています。
●ディプティックの店頭ディスプレイについて
店頭で使用するディスプレイは、環境に配慮した素材を採用し、各種認証に準ずる工場で雇用や環境に配慮され生産されています。またハンドメイドにフォーカスするなど、社会環境への影響を常に考慮しています。
職人技術の伝承(savoir-faire)
ディプティックは伝統的な工房や技術職人と協業し、キャンドルやデコレーション製品など、伝統と革新を作品を通して守り、継承していきます。
※伝統的な工房や職人との協業一例:
- Laguna B(ラグーナ ビー)/イタリア・ムラーノガラス
伝統と現代性の間には、確かなノウハウが存在し、それは高く守られてきた宝物と言えます。Laguna B(ラグーナ ビー)は 、ムラーノガラスの職人のノウハウを守りながら、そこにオブジェに関する現代的なビジョンを吹き込んでいます。フォルムとモチーフの現代性は、13世紀に遡る「吹きガラス」の技術のように、何世紀も前からの技術と必然的に出逢い、特徴的な色合いや視覚効果によるオリジナルな仕上がりのガラスを提供しています。類まれなものを育てたいという意思とともに、ディプティックはLaguna B(ラグーナ ビー)と共に、ホームデコレーション製品を製作することに決めました。
- Boutures(ブチュール)・Malakio(マラキオ)/フランス・リサイクルシェル加工
廃棄物は資源になり得るという考えに基づいて、Boutures(ブチュール)は現代の職人と新しい材料で実験します。Boutures(ブチュール)は責任ある取組みのもと、ディプティックのためにシェルのリサイクルを専門とするブルターニュ地方のMalakio(マラキオ)の新たなノウハウを明らかにし、廃棄貝殻をアップサイクルした美しいキャンドルアクセサリーを製作しました。廃棄物の回収、シェルの選択から、職人技やデザインにまつわるオリジナルのオブジェクトの製造まで、すべてのステップにおいて環境に配慮しながら、短いサイクルで小ロットで製造されます。